バーに照明を持ち込んで撮ってみた
いつも商品写真を撮ってるHERMIT PRESTOさんに、新商品が入荷したので撮ってきました。
今回は、「カルヴァドス モラン レゼルヴ アンセストラル / Calvados Morin Réserve Ancestrale」です。
いかにも長熟って感じで、美味しいカルヴァドスです。そしてそれ以上の特徴として、見ての通りボトルに大量の貴腐カビが付着しています。
これが曲者で、一年前にバー営業中に同じものを撮ったとき:
- テクスチャが細かいので、ピントがあってないと目立つ
- カビが空調の風にあたって揺れる
- 店内暗くて絞れない、シャッタースピードを稼げない
- 営業中のため、空調も切りづらい
- 酔っぱらってたので、色温度をミスった←自業自得
という条件で、納得がいかない写真になってました。今回は、開店直前に照明を持ち込んでのリベンジです。
照明の構成
- メインライト(サイド光): Godox AD200 + Godox H200R
- フロントライト: Godox V1-S
- バックライト: PIXEL RGBビデオライト撮影ライト
ワイアレスコマンダはGodox X2T-Sを初投入してみました。コンパクトで、Group設定のボタンがあって、かつLCDがカメラと同じ方向だったりと、地味に使い勝手良いですね。今までXPro-Sを使ってましたが、これからはX2T-Sをメインに使っていこうと思います。
なお開店直前なので、すぐに準備・撤収できるようライトスタンドは使ってません。手でメインライトを横斜め上から当てつつ、リモコンでシャッターを切る運用です。
LEDビデオライトは使い道を特に決めてませんでしたが、念のための補助として持参しました。当日、ちょうどいい場所を発見できたのでバックライトとして使うことにしました。
小型のLED照明なので、うまい具合にボトルの真裏に隠れてくれました。予備として持ち歩きやすいサイズかつ、補助光として使いやすい明るさ・色温度調整機能があり、予想以上の活躍でした。
若干のトラブル
本当はAK-R1も持ち込みたかったんですが、まさかのカバンに入れ忘れる事案が発生…。
ディフーザーがなくても、それなりに光が回ってくれるH200Rに助けられました。
カラーフィルタが無い問題については、店内光を少し落としてSS稼いで店内光の影響を小さくして、ポストプロセシングで調整しました。
出来上がった写真
冒頭の箱付き写真、およびこちらです。
きっちり絞ってSSも稼げたので、ピシッと決まってくれました。
またバックライトの設置場所を当日に見つけられたおかげで、背景が賑やかでも、貴腐カビのシルエットが自然と目立っています。
準備・撤収まで含めて、合計所要時間はおよそ30分でした。
細かい反省はあれど、リベンジはそれなりに出来たかな?と思い満足です。HERMIT PRESTO店長の池田さん、ご協力ありがとうございました。
入荷です!
— BAR ハーミット プレスト (@hermit_presto) 2020年11月12日
『モラン アンセストラル』
去年大人気だったので再び仕入れました。
ウイスキーがお好きな方にも
是非試していただきたいカルヴァドスです! pic.twitter.com/PByQPYjYuO